不妊症の歴史

不妊症というのは、現代病というわけではなく、昔からありました。
世継ぎが生まれずに養子をもらったという昔の武将の話は、聞いたことがあると思います。
その種の話がすべて不妊症かどうかはわかりませんが、昔から不妊症で悩む女性はいたと考えられます。

しかし、昔は不妊症という病気自体が認められていませんでした。
そのために、妊娠しない状態が続いている女性は、何か問題があると思われて、離縁されてしまうという事も多かったようです。
現代と違って、昔は「女性は子供を生むことが仕事である」という考え方があった為に、不妊という状態は、妻の存在の崩壊でもあったのです。
この様な認識は、昭和になっても残っていたようです。

しかし、徐々にそうした認識は変わってきて、医学の進歩にともなって、徐々に「不妊症という病気が存在する」という事がわかってきました。
特に、様々な不妊の原因がわかってくると、それはまさに病気であるという説が常識化し、不妊症や不妊治療というものが確立されていきました。

こういう長い歴史があるわけですが、まだまだ不妊症や不妊治療に対する理解は十分ではないと言えます。
一部の不妊治療や人工授精、また体外受精に対しては健康保険が適用されないなどという事も、その現れではないでしょうか。

カテゴリー: 不妊症の基礎知識   パーマリンク

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