子宮内膜症

子宮内膜症が不妊の原因となることがあります。
子宮内膜症だからと言って必ず不妊症になるわけではありません。
子宮内膜症の患者の内約50%が不妊だというデータがあります。

子宮内膜症というのは、子宮の内側にある内膜が、本来あるべき場所以外にできてしまう病気です。
子宮以外に出来た内膜も、生理になったときには剥がれ落ちて出血します。
ですから、その場所によっては血の出口が無く、溜まったままになってしまう事があります。

子宮内膜症の自覚症状は激しい生理痛です。
生理痛には個人差がありますが、おかしいと思うほどの痛みがあるときは、子宮内膜症を疑った方が良いでしょう。
病院で検査して、はっきりすれば治療できます。
ひどくなると、不妊症の原因になったり、妊娠できないという状態になってしまいます。
早めの治療が必要です。

子宮内膜症になる原因はわかっていません。
それに生理痛がひどくなっただけだと思い、我慢してしまうことが多く、症状が悪化してしまう場合があります。
鎮痛剤が効かないほど生理痛がひどい時は、専門医を受診するようにしてください。

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妊娠の仕組みを知ろう

不妊症治療について知る前に、妊娠の仕組みを簡単に知っておきたいものです。
知り合いから数多く妊娠したという話を聞くと思います。
妊娠は身近なものではありますが、意外にもさまざまな奇跡的なことが重なっているのです。

妊娠の第一歩は「排卵」です。
卵巣の中にある卵子が、卵巣の壁を破って飛び出してくることです。

次に、この卵子が卵管へと進みます。
そして卵子は精子の到着を待ちます。
タイミングがうまく合えば「受精」することができます。
受精はきわめて確率が低い奇跡的な現象といえそうです。

次が「分割」です。
細胞分裂ですね。

分裂をある程度繰り返すと、子宮へ移動していきます。

最後に子宮内膜にくっついて「着床」となります。
これで妊娠したことになります。

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子宮筋腫

不妊症治療に陥る原因として、子宮に関する病気がいくつかあります。
子宮に何らかの異常があると、受精したとしても、子宮に着床出来ないので不妊となります。
子宮異常の治療をされる方は年々増えています。

子宮異常の病気には、色々ありますが、特に多い子宮筋腫についてみていきましょう。

子宮筋腫というのは、子宮に筋肉で出来た腫瘍ができることです。
子宮筋腫の症状としては、月経量が多かったり、生理痛がひどくなったりします。
ただし、腫瘍の出来た場所や大きさによて症状やその程度は異なります。
腫瘍が大きいからひどく、小さいから軽いというわけではありません。
子宮筋腫で一番のポイントは腫瘍ができる場所です。

子宮の内側に出来た場合と外側に出来た場合では大きく異なります。
子宮の外側にできた腫瘍については、大きくても影響がないものもあります。

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不妊症の現状

現在は、不妊症治療がクローズアップされています。
結婚年齢・出産年齢が高くなっているという事実もあります。

不妊症に悩んでいるカップルは約10%だそうです。
国民病と言っても良い様な数字です。

実は自然妊娠率は年齢に大きく関係します。
普通に性行為のあるカップルが1年以内に妊娠する確率は、女性の年齢別にみると以下のようになります。

25歳 25%~30%
30歳 25%~30%
35歳 18%
40歳 5%
45歳 1%

また、不妊の原因は女性側にも男性側にもある可能性があります。
不妊の原因がどちらにあるかの統計データは以下のようになります。

男性のみ 24%
女性のみ 41%
男女両方 24%
原因不明 11%

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卵管障害

不妊の原因は女性側あるいは男性側にあるわけですが、まず女性側に考えられる要因について見ていきます。

不妊症の原因の約3割を占めているといわれているのが「卵管障害」です。

卵管は卵子が通る道です。
ここに障害が起こると受精卵が卵管を通り抜けられなくなります。
あるいは受精卵が子宮にたどり着けず、卵管に着床してしまうことになります。

卵管障害には色々な原因がありますが、多くは卵管が詰まっているか、もともと卵管が細いというのが多いようです。

そしてそれらの原因として、一般的には、クラミジア等の性感染症、子宮内膜症などがあります。
どちらの女性の病気として有名なもので、その数は増えています。

卵管障害は自覚症状がない事が多いので気づきにくいのが難点です。
そのため、卵管障害の発覚は、多くが検査の結果で始めてわかるというケースが大半です。

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不妊症のセルフチェック

不妊症というのは、健康な男女が結婚して通常の性生活を営んでいて、2年以上妊娠しない場合をいいます。
しかし統計上では、1年以内に妊娠する確率は約80%で、2年になると90%です。
つまり、1年以内に妊娠しない場合、あと1年待っても可能性は低いということですね。

不妊症と認定されるのは2年ですが、1年たっても妊娠しない場合は、セルフチェックをするとよいですよ。
たとえ1年であっても、子宝に恵まれないという状況は、女性にとっても男性にとっても、かなり辛いと思います。
その時点でたとえ不妊症の認定はされなくても、不妊治療のために病院へ行くべきです。

女性のセルフチェックは、「ホルモンバランスチェック」「おりものチェック」「子宮、卵巣チェック」という種類があります。
「ホルモンバランスチェック」は、月経不順がないか、生理痛が重くないかといったチェックやBMIの確認などを行います。
「おりものチェック」は、おりものの量や臭い、色に異常がないか銅貨を確認します。
「子宮、卵巣チェック」は、月経血の出血量などをチェックします。

男性のセルフチェックは、「睾丸チェック」「射精チェック」「EDチェック」等です。

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睾丸生体検査と精路造影法検査

男性の検査は、通常は精子検査から行います。
その結果として、無精子症(精子がない)あるいは乏精子症(精子量が少ない)と診断された場合は次の検査を行います。
それが「睾丸生体検査」や「精路造影法検査」です。

睾丸生体検査
 これは精子を生み出す睾丸を調べるものです。
 睾丸の細胞組織を採取して検査します。
 採取方法は、「切除法」「用針法」「パンチ法」等があります。
 この中で、切除法が一番精度が高いそうです。
 切除といっても、皮膚を切開して細胞組織を摘出するだけです。
 出血も非常に少ない採取方法となります。

精路造影法検査
 レントゲンによる検査です。
 ただしレントゲンに精路(精子の通る道)を映すためには造影剤の注入が必要になります。
 陰嚢の一部を切開してそこから造影剤を注入することになります。
 睾丸生体検査に比べて結構大がかりな検査となります。

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精子検査

不妊症の原因は女性にある場合も男性ある場合もあります。
不妊検査でも男性に対して行うものがあります。
男性の不妊治療の場合、まず行われるのが「精子検査」です。

多くに不妊検査の場合は、最初に精子検査を行います。
ここで問題があれば、いくら女性の治療をしても意味がありませんから当然と言えます。
妊娠は、精子が正常である事が必須条件です。
そのため、精子検査は不妊検査の中でも、最も重要な検査となります。

精子検査は、当たり前ですが精子を採取して状態を調べます。
基本的には自分で採取する事になります。
病院から専用の滅菌されたケースを受け取り、病院か自宅で採取します。
自宅での採取の場合は、採取後2時間以内に病院まで持っていく必要があります。

精子検査では、「量」、「比重」「濃度」を調査します。
濃度というのは1mm中にいる精子の数で、これが4,000万以上であれば正常です。
それ以下の場合は「精子減少症」という病気の可能性があり、男性の不妊治療が必要となります。

さらに、精子検査では「酸性度」「運動率」「奇形率」等も検査します。

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超音波検査

不妊検査の方法はいろいろありますが、どういう検査でも身体に何らかの負担がかかります。
ただでさえ不妊症という厳しい状況にある時に、ナイーブな部分を検査するとなれば、心身共にかなり辛いですね。
そのために検査を嫌がっている人も、ずいぶんいるようです。

しかし、各種の検査は不妊治療を進めるためにはどうしても必要です。
状況を把握しなければ治療の使用がありませんからね。
「超音波検査」は、そういう意味では非常に負担が軽い検査です。

超音波検査というは、良くエコーと呼ばれています。
妊娠した後にお腹の中の様子を見るのにも利用します。
小さい赤ちゃんの手足が見える写真を見たことがあると思います。
あれは身体の中を見ているわけではなくて、身体の外から超音波を当てて写真を取っているわけです。

超音波は、全くと言っていいほど身体に影響を与えません。
ただ検査前に2リットル程度の水を飲んでおく必要があります。
これも、それほど大きな負担にはなりません。
超音波検査は精度も高く、不妊治療を行うには欠かす事のできない検査です。
子宮や卵巣内のある程度の様子、あるいは腫瘍や形状異常などを調べる事ができます。

この超音波検査と同時に「経膣法」という検査を行うケースもあります。
これは、棒状のプロープという器具を膣口に入れて、内側から中の様子を調べる方法です。
超音波断層画面をモニターで確認しながら検査するので、かなり精度の高い検査ができます。

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卵管疎通検査・卵管通気検査

卵管や卵巣は、妊娠にとって非常に重要な役割を担っています。
重要な器官なので、不妊の原因となる事も多いのです。
特に卵管は卵子と精子が出会い、受精卵もここを通って行きます。
つまり、卵管は妊娠という大変な作業の最初の舞台となるわけですね。

このように妊娠にとって非常に重要な卵管ですが、卵管は非常にデリケートな器官であり異常が起こりやすい場所でもあります。
ですから不妊治療の検査では、まず最初に卵管の検査を行います。

卵管の通りを確認する検査の総称を「卵管疎通検査」と言います。
具体的な主な検査として「子宮卵管造影法」と「卵管通気検査」があります。

「子宮卵管造影法」は、卵管に造影剤を入れてレントゲン撮影をする検査です。
この検査で卵管の状態がわかります。
卵管の閉塞や癒着、水腫などがないかの確認です。

「卵管通気検査」は、二酸化炭素(炭酸ガス)を使用した検査です。
ガスを子宮口から噴射し、子宮から卵管へと送ります。
そして送り込んだガスの圧力がどう変化していくかを見ていきます。
卵管に異常があると、正常な場合の圧力変化とは異なるので、すぐに問題ないかどうかがわかります。

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